「パピー期は大変だよ〜」とは聞いていました。でも想像の3倍は大変でした。
今でも旦那と「あのころ本当に大変だったよね」と話すくらい、兄犬のパピー期はわが家にとってかなり壮絶な時間でした。専業主婦で一日中付きっきりだった私でさえしんどかったので、お仕事をしながら育てている方は本当にすごいと思います。
この記事では、当時の「しんどかった話」をありのまま語りつつ、試行錯誤の末にたどり着いた「乗り越え方のコツ」もまとめます。今まさにパピー期で消耗している方に届いてほしい。
🐾 最初に言っておくと
1歳を過ぎてからは嘘のように落ち着きました。今は妹犬のしつけまでしてくれる存在に成長した兄犬。パピー期のあの日々は、今となっては笑い話です。必ず終わりは来ます。
😩 パピー期にしんどかったこと5つ
① 噛みグセ|毎日絆創膏が手放せなかった
とにかく噛む。何でも噛む。人の腕も、足も、服も、全部噛む。
パピーの乳歯は特に鋭くて細いため、刺さりやすいんです。ぬいぐるみを噛むような感覚でガブっとくるので、毎日のように手足に傷ができて絆創膏が手放せない日々が続きました。ヘアサロンでシャンプーが滲みるという屈辱(?)も何度経験したことか……。
叱ろうとして物を取り上げようとすると本気噛みになることも多く、専用の厚手手袋を購入したほどです。「これ、犬に噛まれ防止手袋じゃなくて自衛グッズだ……」と思いながら使っていました。
🐾 飼い主より
乳歯が抜けて永久歯に生え変わると少しマシになります。噛みグセがひどい時期は、正直「この子は噛む子なのか……」と不安になることもありました。でも今はあんなに噛んでいたことが信じられないくらい穏やかです。
② 興奮|サークルから出すとしつけどころではなかった
サークルから出した瞬間、スイッチが入る。跳ねる。走る。噛む。全力で暴れる。
「お座り」「待て」なんて指示が通る状態ではありません。「フリーで部屋を歩き回れる日が本当に来るんだろうか」と思いながら、毎日サークルの扉を開けていました。
特にハスキーはエネルギーが有り余っている犬種なので、体力が余っているときほど興奮しやすく、興奮しているときほど指示が届かない。この悪循環にはかなり頭を悩ませました。
③ 分離不安・夜鳴き|睡眠が満足に取れなかった
イタズラをさせないためにサークルの中で寝かせていたのですが、夜中に泣くんです。寂しくて泣いたり、不満が爆発してサークルを噛んだり引っ掻いたり。
体がしんどいのはもちろんのこと、精神的にも追い詰められました。旦那が仕事の日は「泣かせ続けるわけにもいかない」とリビングに客用布団を敷いて添い寝したことも何度もあります。ソファで寝た日もありました。
🐾 飼い主より
「大型犬を飼うのはほぼ子育て」とはよく言いますが、赤ちゃんの夜泣きと似た感覚がありました。いつ終わるかわからない中で睡眠不足が続くのは、本当につらかった。
④ 引っ張りグセ|散歩が体力消耗イベントになった
「散歩に行けば体力を発散できて大人しくなるはず!」——そんな期待は早々に打ち砕かれました。
いざ外に出ると、興奮した状態での引っ張りが激しく人間の体力がどんどん削られていきます。体重20kg超のハスキーが本気で引っ張ると、大人でも引きずられます。
指示を出しても興奮していてまったく届かず、「これ毎日続けていけるんだろうか」と悩んでいました。グリップリードに変えてからは多少制御しやすくなりましたが、それでも散歩から帰ると毎回ぐったりしていた記憶があります。
⑤ トイレの失敗|覚えたと思ったら、また外す繰り返し
「できた!」と思った翌日にまた粗相する。この繰り返しがじわじわメンタルを削ってきます。
特に、サークルの中ではできていても部屋に出して興奮すると粗相してしまうというパターンが多く、布団・ラグ・服……布類の洗濯が日課になりました。「また洗うのか」という疲労感は、地味にきつかったです。
🌟 どうやって乗り越えた?|実際に効果があったこと
ドッグトレーナーさんに相談したこともありましたが、最終的に痛感したのは「時間をかけて向き合うこと以上の近道はない」ということ。1歳を過ぎたころから本当に落ち着いてきて、今では妹犬のしつけまでしてくれる存在になりました。
ただ「落ち着くのを待つだけ」というのも飼い主がしんどいので、当時試して効果を感じたポイントをまとめます。
✅ ポイント① 叱るときは低い声で
犬は高い声で興奮しやすいため、叱るときは声のトーンを下げて低く、落ち着いた圧で伝えるのが効果的です。「ダメ!」と甲高く叫ぶより、低くゆっくりした「だめ」のほうが「飼い主が本気で怒っている」と伝わりやすい。
これはまず飼い主側が落ち着くためにも大事です。自分が焦っているとき・疲れているときほど声が高くなりがちなので、一呼吸おいてから声を出す習慣をつけました。
✅ ポイント② 感情的にならない
「なんでできないの!」と怒鳴っても、犬には何も伝わりません。それどころか余計に興奮を煽ったり、恐怖心を植え付けてしまうこともあります。
感情的に叱ると、「飼い主が怒っている=自分が叱られている」ではなく、「飼い主が怒ると怖い」という記憶だけが残るケースもあります。信頼関係を壊さないためにも、感情をコントロールして叱ることが大切です。
🐾 飼い主より
正直、感情的にならないのが一番難しかったです。毎日睡眠不足で体もしんどい中で、またか……ってなると気持ちが出てしまう。でもそこをぐっとこらえることが、結局いちばん効いたと思っています。
✅ ポイント③ その場で叱る
犬は「後から叱られる」という概念がありません。「さっきやったことを叱られている」と理解できないので、後からどれだけ叱っても、犬には「なぜ今怒られているのかわからない」状態になります。
やっている瞬間に「だめ」と伝えることが絶対条件。逆に言えば、見ていないところで何かしていても叱っても意味がないので、ペットカメラで留守中の行動を把握して「目が届く範囲」での対応を優先するのも有効です。
✅ ポイント④ 体力を使わせる(頭も使わせる)
体力が有り余っている状態では、問題行動が起きやすく、興奮もしやすく、指示も通りにくい。まず体力を削ることが、しつけの前提になります。
散歩はもちろん大事ですが、ハスキーはそれだけでは足りないことも多い。効果的なのが「ノーズワーク(嗅覚を使った探し遊び)」などの知育系アクティビティです。犬は頭を使うだけで体力を大きく消費します。コングなどのおやつを詰める知育おもちゃを使うと、数十分でかなり落ち着いてくれることがありました。
💡 体力を削るアクティビティの例
- ノーズワーク:おやつをタオルや毛布の中に隠して探させる。嗅覚を全開で使うので消耗が大きい
- コングなどの知育おもちゃ:おやつを詰めて夢中にさせる。その間家事もできる
- トレーニング(短時間):「座れ」「待て」などの練習は頭を使うため、短時間でも疲れさせられる
- 早朝・夜の散歩:気温が低い時間帯に動かすと、ハスキーはより気持ちよく走れて発散できる
💌 パピー期を乗り越えた飼い主から、今しんどい飼い主さんへ
「しっかりしつけなきゃ!」という責任感は大事ですが、完璧を目指しすぎると飼い主が先に折れます。わが家もそれで何度かしんどい思いをしました。
一番伝えたいのは、「いつか必ず落ち着く」ということ。兄犬も1歳を過ぎたころから別犬のように変わりました。今では来客に吠えず、妹犬が問題行動をしたときに自分から叱りに行くほど。あのパピー期の嵐が嘘みたいです。
しつけに完璧はありません。うまくできない日があっても自分を責めすぎないでください。限られたパピー期を、しんどいだけで終わらせないために——ときには「まあいっか」と笑い飛ばしながら過ごせるといいな、と今は思います🐾
📝 まとめ|ハスキーのパピー期を乗り越えるポイント
| お悩み | 対策のポイント |
|---|---|
| 😣 噛みグセ | その場で低い声で「だめ」。厚手手袋で身を守りつつ、乳歯が抜ける時期まで根気強く |
| 😵 興奮・言うことを聞かない | 体力を先に削る。散歩+知育おもちゃ・ノーズワークを組み合わせる |
| 😢 分離不安・夜鳴き | すぐに応じすぎない。安心できるスペース作りと、慣れるまでの時間を大切に |
| 💪 引っ張りグセ | グリップリード(短め)で制御しやすくする。指示は落ち着いた状態でのみ出す |
| 🚽 トイレの失敗 | 興奮しているときは失敗しやすい。サークル外でのトイレは成功体験を丁寧に積み重ねる |
- 🗣️ 叱るときは低い声で、落ち着いた圧で。高い声は逆効果
- 🧘 感情的にならない。叱ることより「伝わる叱り方」を意識する
- ⚡ その場で叱る。後から言っても犬には伝わらない
- 🐕 体力を使わせる。頭を使う遊びが意外と効く
- 💛 いつか落ち着くと信じる。パピー期は永遠には続かない
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